Big Jay
「私たちは、中身が伴った成長が重要と考えています。
企業価値は、市場との兼ね合いで存在するもので、
作り出せるキャッシュフローの大きさそのものが企業の成長尺度だからです。 」
私たちはこれまで世界になかった商品の開発/販売を行っています。私たちが手掛ける人口知能やビックデータを扱う技術は、時代が後押しする注目度の高い領域ですが、ビジネスの現場ではあまりに先進的な技術をどのように業務適応していくかについて混乱が生じています。
このような混乱の中で、顧客が私たちの先端技術に活路を見出し、正しい意思決定を行うことができるようにサポートすることこそが私たちの役目です。一般的にSales&Marketingは企業の営利目的に関する活動と考えられていますが、私たちはその理解とは異なります。私たちの考えるSales&Marketingは、最先端技術の実用価値をしっかりと顧客に実践してもらえる名誉ある仕事だと確信しています。
正直に申し上げて、非常に卓越したレベルの力量がないとこの仕事をこなすことは難しいです。ある特定の力量というよりは、現在の問題を素早く的確に整理し、同時に複数の解決案を導き出す多角的観点と力量が芸術的レベルに達していなければなりません。
私たちのビジネスは、世の中にないサービスを提供するものなので、正解がありません。毎時毎秒、新しい場面に遭遇し、その場で判断し実行を重ねて活路を見出さなければならないのです。一般的にSales & Marketingで必要な能力について「社交的」でなければならないと考えられがちですが、これは完全なる誤解です。 顧客の業務を理解し、私たちの技術と商品をどのように適用できるかを設計する学習力と企画力に加え、複雑に絡み合う顧客の状況と意思決定の構造を把握し、ウイニングショットを飛ばすような強烈な推進力とリーダーシップが必要です。そしてその根底には「私たちは世界最高の価値を提供しているのだ!」という、周囲を魅了するほどの強烈な自信が必要なのです。このようなとてつもないことを私たちはやり遂げなければなりません。私たちの組織にいわゆる専門家はおりません。それよりも相手のために専門家になる覚悟を持った人々で形成されていることが大事だと思っています。激変の瞬間の中で生きる私たちのビジネスにおいて、専門性を論じることの方が矛盾しているからです。そして、何よりも一番大事なのことは…「私たちが自分の仕事を愛すること」です。
「断れない提案をするさ」という、映画ゴッドファーザーでのドン・コルレオーネの名言があります。映画の内容は残酷で拒絶反応がありましたが、その言葉の重みは私の記憶に深く刻まれています。
我々のビジネスの現場でもこの名言を具現化するようなことが度々起こっています。一般的には相手がどのような提案をするかわからないので、「人事を尽くして天命を待つ」という態度が素晴らしいスタンスとされているのではないでしょうか? しかし、ailysのビジネスは常に「断れない提案」の設計に努めます。
「断れない提案」をするためには、相手が何を望んでいるのか、非常に本質的で深い質問を自問自答し続けなければなりません。そしてそれは相手が認識していない無意識のレベルまで到達させ、現在のみならず、今後相手が望むであろうものまですべて読み取らなければなりません。 そして、それを意思決定フレームで設計するために、これから起こるすべての場面を想像しながらシミュレーションしていくと、「勝った…」というイメージが浮かぶことがあります。
具体的な企業名は提示できませんが、すでに別のAIソリューションを数年間使用していた顧客が、全世界の千社余りの子会社の標準プラットフォームとして私たちを選んでくれたことがあります。その時、私たちはすでに予期されていた未来を迎え、ニッコリと笑っていました。
「断れない提案」は、相手の欲望を照準としています。これを平素な言葉に言い変えれば「心から相手の立場で考える」ことになります。本質的にそれができることで私たちは顧客ととても強い信頼関係を結ぶことができているのです。
通常この質問には、売上げ目標や市場占有率、ビジョンといった返答を期待しますよね? しかし、私はailysのビジネス姿勢と今後の方向性を皆さんと共有したいです。このメッセージが、我々が一緒に作る未来を想像するきっかけになればと思います。
「ailys=人工知能技術の会社」と思われがちですが、実はailysのミッションは「近未来技術の実用化(Practicalizing Future Technology)」です。当然、近未来技術は人工知能に限られたものではありません。無論、教師なし学習/半教師あり学習、自然語処理、時系列分析など、様々な人工知能技術領域にも事業を拡大しています。しかしビッグデータや機械学習を活用する究極の目的は結局「意思決定の最適化」であるため、現在は研究開発の範囲を「最適化」分野にまで拡張しています。
過去3年(2018~2020)がマシンラーニング自動化ソリューションDAVinCI LABSを初めて発売し、ビジネスモデルと商品性を備えていく時期だったとすれば、これから3年(2021~2023)はスケーラビティを証明しなければならない時期になると思います。そうした背景があり、私たちの働き方から商品、開発、セールス、マーケティングまで、全てを再整備しています。我々は内実を伴った成長が重要だと考えています。企業は市場との関係の中でだけ存在し、作り出すことができるキャッシュフローの大きさそのものが適正成長の大きさであるという真実を忘れてはなりません。
投資の世界では、ビジネスモデルに従って適切に運用を行う手法は非常に効果的であると思います。アイディアベースで投資を誘致して外壁を固め、広報を多用してブランドを構築すれば、その瞬間は華やかに見えます。しかし、外ならぬ大切な要素である実戦経験を失うのです。急に肥大化した組織はそれを支える実力と文化がなければ、砂上の楼閣でしかありません。それゆえ、これからもailysは実力を養い、堅実に市場と交流しながら緩やかに成長する姿勢を守っていきたいです。
ここで、誤解しないで頂きたいのは「遅い」と「緩やか」が同じ意味ではないことです。我々はここ3年間、売り上げも8倍、人材も8倍に成長しましたし、驚くべきことに売上げの70%以上がグローバル収益です。 人材構成も多様化しています。 ロシア、フランス、スウェーデン、ドイツ、日本など15カ国出身の修士·博士たちがこの小さなスタートアップ企業に集まっています。このすべてのものはひたすら私たちの実力と努力によって起こられています。
いかがでしょうか?これからailysが創り出していく足跡が浮かびますか?
最後にこのメッセージを読むあなたに、質問を一つ投げかけて終わりにしようと思います。
「あなたは営業社員ですか。 未来の開拓者ですか?」
Yury Tsoy Ph.D
"We have a company with a very supportive atmosphere, that encourages growth, respect, freedom and responsibility. Realizing this every week is very rewarding for me ."
Larry Kim
"We try to build a shared vision for the company, then try to empower and trust each invididual to make the decisions that they feel is best for the company in their respective field of expertise. "
Christian Lundgren
"The most inspiring moments to me is seeing other members improving themselves or our product by taking something that exists today..."
Jan Feuerbach
「オープンマインドな雰囲気の中で私は会社生活を楽しんでいます。
すべてのメンバーが平等に待遇され、すべてのメンバーの意見を尊重し、
皆が互いを助けあっています」。
業務上必要なスキルを磨きあうことも重要だと考えますが、新しいことをどれだけ学べるか、適応できるのかも重要だと考えています。
また性格面では、親切でオープンマインドであり、他人の意見を尊重し、傾聴を基としたコミュニケーションができる、新しいことを学ぶ意欲がある、チャレンジ精神旺盛な方を探しています。
Bill Yoon
"There are some hints from the above as to what type of person would fit here at Ailys, but for the quality assurance (QA) position, I would add some more details as below..."
Yonghwan Cho
「私たちのユニットは会社で最も顧客に近いユニットです。 私たちは会社を代表して
プロジェクトを遂行するので、自分に対する評価がすなわち会社に対する評価となります。」
Kisung Song
「自分のアイディアを上手く説明し、相手の考えと業務を尊重しながら
コミュニケーションをできる人はいつも周囲にいい影響力を与え、
自分と同僚を一緒に成長させることができます。」
Luna Kim
「人生と人に対する本質的な探求とチャレンジ、優しさ、忍耐力を持った方なら、
私たちは遅かれ早かれ巡り合うことになるでしょう。 どのような道を歩んでいても…。」
People and Culture(P&C)を担当しています。 P&Cは人間関連のすべてのこと、文化関連のすべてのことについて話し合い、議論する場を作る仕事をしています。
その機能面としては、ailysの中と外を連結すること、そしてその連結を通じて私たちのスローガンであり価値である「Good Things with Pleasure」を作っていく仕事をしていると信じています。 具体的には個性を最大限尊重しながらも疎外感を減らしていくこと、自分だけの成功より私たちの成功を喜ぶ環境を作っていくこと、規則やシステムに頼らない自律性と達成感をすべて享受できるようにすることです。この会社に集まった一人一人が自分を理解し、新たな自身の輝かしい姿を見出しながら、最善の意思決定を行えるようになって欲しいと思います。その過程を通じて、真の内面の美しさを発見していくことができた時に、共に喜びを分かち合えるのが私たちの願いです。
そのような意味からすると、P&Cは「組織と人、人間関係に対する観点そのものを再定義し、絶えずそれが高いレベルの持続可能な楽しみを生み出せるのかを常に考える」のが最も本質的な役割と言えるのかもしれません。
私にとって最も難しい質問が「the most」または「the best」です。その理由は「一つだけ」の事例を挙げるのがとても難しいからです。記憶と感情は時間が経つにつれ、回答が変わるものだと思うからです。
このメッセージを書く時点で記憶に残っている嬉しかった最近の事例一つ挙げると、コンゴ、カザフスタン、アルジェリア、フランスの方々の素晴らしいデータサイエンティストの方々にご入社頂くことになりました。ailysの特別なアイデンティティの一つである多国籍が、より深く広く拡張されたのです。15カ国の異なる文化、情緒、考え方、背景、観点は、実際人為的に作ろうとしてもほぼ不可能で、そこに自然に反映される多様性が織りなす文化的進化は非常に高い水準となるため、そのような素晴らしい方々が入ってくるだけでもP&Cの役割がかなり減少するとも思います。
そして、このことが本当に嬉しい理由は、採用という出会いが「偶然」の連続性の末に「必然」を装って訪れる、プレゼントのようなものだと感じるからです。